赤坂鈴木デンタルオフィス
〒107-0052
東京都港区赤坂6-4-11ドミ・エメロード1F
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CMなどで盛んに歯周病を予防しましょうと流れていますが、その理由は歯を失う歯科疾患の第一位が歯周病だからです。歯周病は自覚症状がなく、症状を感じたときには歯を支える骨が大幅に溶かされていることも少なくはありません。
歯周病は歯を失うだけでなく、全身疾患との関連性も明らかになってきており、歯周病を放置することがあなたの健康を奪っていくリスクの高い疾患です。人生100歳時代、ストレスなく生活するためには、歯周病を改善し、予防していくことが重要と言えるでしょう。
先ほど歯周病は自覚症状がないと言いました。一方、歯周病のサインは必ずあなたに見える形で発信されています。痛みが無いからと言ってそのサインを見過ごさないことがとても重要です。以下に歯周病のチェックリストを記載しますので、照らし合わせてみて下さい。
これらの1つでも当てはまれば歯周病の可能性があります。仮に2つ以上当てはまると歯周病が進行していると言えるでしょう。4以上の症状が当てはまる場合は、歯を支える骨が溶かされていると考えられます。
歯周病は早く治療を行うことができれば治療も比較的早期に終わることが多く、進行すればするほど治療が長期化し、場合によっては抜歯が必要になったり、入れ歯やインプラントなどの欠損補綴治療が必要になります。
歯周病は、歯ぐきの見た目や自覚症状だけでは、正確な進行状態を判断できません。出血や腫れなどの症状が少なくても、歯を支える骨の吸収が進んでいる場合があります。
当院では、歯周ポケットの深さや歯ぐきからの出血、レントゲンで確認できる骨の状態などを総合的に評価し、治療が必要な部位と進行度を診断します。
歯と歯ぐきの間にある溝の深さを、プローブと呼ばれる目盛りの付いた器具で測定します。あわせて、検査時に歯ぐきから出血するかどうかを確認し、炎症が起きている部位を記録します。
歯周ポケットの深さだけで進行度を決めるのではなく、出血の有無や歯ぐきの状態などを含めて評価します。
歯周病が進行すると、歯を支えている歯槽骨が少しずつ失われていきます。歯ぐきの中に隠れている骨の状態は、見た目だけでは確認できないため、レントゲン撮影によって骨吸収の範囲や形を調べます。
必要に応じて、部分的なレントゲン撮影やCT撮影を行い、通常のレントゲンだけでは把握しにくい部分を確認します。
歯周病によって歯を支える組織が失われると、歯が揺れたり、位置が変わったりすることがあります。また、特定の歯に強い力がかかることで、歯周組織への負担が大きくなる場合もあります。
歯の揺れの程度や咬み合わせ、歯ぎしり・食いしばりの影響なども確認し、必要な治療を検討します。
歯周病の進行には、プラークや歯石だけでなく、毎日のセルフケア、喫煙習慣、糖尿病などの全身状態、過去の治療歴なども関係します。
当院では、歯周病が起きている部分だけを見るのではなく、次のような項目を確認します。
検査結果をもとに、現在の状態と必要な治療について分かりやすくご説明します。
ステージⅠ
歯肉炎・軽度歯周炎
歯茎が炎症を起こしている状態の歯肉炎、歯を支える骨が少し溶かされ始めた状態の軽度歯周炎です。この状態を歯周炎ステージⅠと言います。1歯だけの場合もありますし、2〜3本連続して発症している場合があります。
ステージⅡ
中等度歯周炎
歯を支える骨が15%〜33%ほど溶かされてしまい、5mm以上の歯周ポケットがある、中等度歯周炎状態です。この状態を歯周炎ステージⅡと呼びます。中等度歯周炎の場合は1歯だけのことは少なく、隣接歯も歯周病になっているケースが多いです。歯周病の進行リスク(グレード)によって治療内容は変わります。
ステージⅢ
重度歯周炎
歯を支える骨が33%以上溶かされており、6mm以上の歯周ポケットがある、重度歯周病の状態です。この状態を歯周炎ステージⅢと呼びます。重度にまで進行すると、歯の動揺が見られ、咀嚼困難になります。
また、歯磨きでの出血量が多く痛みもあります。歯周炎によって歯の喪失リスクが非常に高い状態であると言えます。垂直に歯を支える骨が溶かされている場合は、再生療法が出来ない場合もあります。
歯周病治療では、歯石を取ることだけが目的ではありません。歯周病が進行した原因を確認し、治療後もプラークや歯石がたまりにくい状態をつくることが重要です。
当院では、歯周病の進行状態だけでなく、セルフケア、詰め物や被せ物の状態、咬み合わせ、生活習慣なども確認し、患者様ごとに治療方針を考えます。
歯周病が進行している場合でも、初めから歯周外科治療や再生療法を行うわけではありません。
まずはブラッシング方法の見直しや歯石・バイオフィルムの除去を行い、歯周病の原因をできる限り取り除きます。患者様自身によるセルフケアと、歯科医院で行う専門的な治療の両方を進めることが大切です。
歯周基本治療を行った後は、歯周ポケットの深さや歯ぐきからの出血、清掃状態などを再度検査します。
治療前後の検査結果を比較し、改善している部位と、炎症や深い歯周ポケットが残っている部位を確認します。そのうえで、歯周基本治療を継続するのか、歯周外科治療などを検討するのかを判断します。
必要な治療を初めから一律に決めるのではなく、治療に対する反応を確認しながら次の治療を選択します。
歯が揺れている、骨が減っているという理由だけで、すぐに抜歯が必要になるとは限りません。一方で、状態の悪い歯を無理に残すことで、周囲の歯や咬み合わせに悪影響を与える場合もあります。
当院では、次のような情報を確認し、歯を残せる可能性を総合的に判断します。
歯を残す場合と抜歯する場合、それぞれのメリットやリスクをご説明し、患者様と相談しながら治療方針を決定します。
お口の中が歯周病の原因である細菌に侵されない状態を取り戻す治療です。主に、歯肉縁上・歯肉縁下の歯石やバイオフィルムを取り除き、適切なブラッシングを行うことです。
歯周病の状態によっては、歯を残すことが難しい歯の抜歯や矯正治療、歯の固定などを行う場合もあります。歯周病の進行状態に関わらず、まずは歯周基本治療からスタートします。
歯周基本治療を行った後、必ず再評価を行います。再評価を行った結果、改善が見られなかった場合は器具の届かない場所に歯石が付着している可能性があるため、歯茎を切開して歯根面を露出させたうえで徹底したクリーニングを行います。
それと同時に根面を滑沢化することによって、汚れが付着しにくい状態にします。
適応する場合は、歯周外科治療と同時に歯周組織再生療法を用いて、失った歯周組織の再生を促します。
垂直に歯を支える骨が溶かされてしまっており、再生が難しい場合は非適応となります。また、適応であっても確実に歯周組織が再生されるわけではありませんので、十分に歯科医師の話を聞いてから決断しましょう。
歯周病治療後はメンテナンスを必ず行います。歯周病に完治はありません。いつでも再発をするので、再発させないようにする必要があります。
歯周病は虫歯などと違い、治療期間が比較的長くなります。何度も治療するのはストレスに繋がりますので、メンテナンスをしてストレスを少なくすることも重要です。
歯周病の状態によっては、残念ながら理想的な状態にならない場合があります。その際はSPTと呼ばれる歯周病のサポート治療を継続的に行いながら、歯を守っていきます。
歯周病治療は、歯石を一度除去して終了するものではありません。検査、歯周基本治療、再評価を行い、改善状態に応じて次の治療を判断します。
歯ぐきの出血や腫れ、口臭、歯の揺れなど、現在気になっている症状をお伺いします。
これまでに受けた治療や持病、服用中のお薬、喫煙習慣なども確認し、必要な検査をご案内します。他院で抜歯や歯周外科治療を提案されている場合は、その内容もお聞かせください。
歯周ポケットの深さ、歯ぐきからの出血、歯の揺れ、プラークや歯石の付着状態などを調べます。
レントゲン撮影によって歯を支える骨の状態を確認し、必要に応じて咬み合わせやCTによる検査も行います。
検査資料を使用し、歯周病が起きている部位や進行状態をご説明します。
治療内容だけでなく、おおよその治療期間や通院回数、費用についてもお伝えします。外科治療や自由診療を検討する場合も、患者様の同意なく治療を進めることはありません。
歯周病の原因となるプラークや歯石を取り除くとともに、患者様のお口に合ったブラッシング方法をご説明します。
歯ぐきの中に付着した歯石については、スケーリング・ルートプレーニングと呼ばれる処置を行います。治療する範囲が広い場合は、お口の中をいくつかの区画に分け、複数回にわたって治療します。
歯周基本治療後に、歯周ポケットや出血、清掃状態などを再検査します。
炎症が改善し、患者様自身で管理できる状態になっている場合は、メンテナンスへ移行します。深い歯周ポケットや炎症が残っている場合は、その原因を確認し、追加の基本治療や歯周外科治療を検討します。
歯周基本治療だけでは器具が届かず、歯石や感染組織を十分に取り除けない場合は、歯周外科治療を検討します。
歯ぐきを切開して歯根面を確認し、歯石や感染組織を除去します。すべての患者様に必要な治療ではなく、再評価の結果をもとに適応を判断します。
歯周病によって失われた歯周組織の状態によっては、歯周組織再生療法を検討することがあります。
再生療法が適応できるかどうかは、骨欠損の形や範囲、残っている歯周組織、歯の状態、セルフケア、喫煙や全身状態などを確認して判断します。
再生療法を行っても、必ず歯周組織が元の状態まで回復するわけではありません。期待できる効果や限界、費用、リスクについて説明したうえで治療を決定します。
治療によって歯ぐきの炎症が改善しても、プラークが再び蓄積すると歯周病が再発・進行する可能性があります。
治療後は、歯周ポケットや出血、プラークの付着状態、歯の揺れ、咬み合わせなどを定期的に確認します。
状態が安定している場合はメンテナンスを行い、病状が完全には安定していない場合や再発リスクが高い場合は、SPT(歯周病安定期治療)によって継続的に管理します。
歯周病の症状があって治療をご検討になられたら、お気軽にご相談ください。難易度の高い治療の場合は、連携している歯周病専門医をご紹介することも可能です。歯周病は放置しないことが何よりも重要です。歯を失わないためにも、一度検査を受けることから始めてみることをおすすめします。
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